TOPICS
TEAM NAORYU AGEAGE RACING Race Report   2015.4
Report:TEAM NAORYU AGEAGE RACING様 

2015 Super Car Race Series  Round 1/2 富士スピードウェイ

2014年よりスタートし2年目の開催となるSuper Car Race Series2015418 ()ついに開幕!

TEAM NAORYU AGEAGERACINGからはFIA GT3マシンが参戦するカテゴリーI1台と
Porsche911GT3CupFerrari458Challenge等のカップカーが参戦するカテゴリー II1台の合わせて2台が参戦致しました。


TEAM NAORYU AGEAGERACING

70号車

車名       OliveSPA 458 GT3

マシン      Ferrari 458 Italia GT3

ドライバー    NAORYU  佐々木 孝太

メインスポンサー OliveSPA

マネージメント  RAPID INC

メンテナンス   Tomei sports


73号車

車名       TEAM NAORYU 458

車両       Ferrari 458 Challenge

ドライバーー    舩井 俊仁  東 徹次郎

メインスポンサー OliveSPA

マネージメント  RAPID INC

メンテナンス   Tomei sports


開幕に先立ち練習走行が前日の4/17()に設定されTEAM NAORYU AGEAGERACING2台も出走しセッティングを詰めていく。

昨年カテゴリーII109勝の輝かしい戦歴でシリーズチャンピオンを決めた
70 
号車NAORYU/佐々木 孝太組は今シーズンマシンをFerrari 458 Italia GT3にチェンジし、
カテゴリー
Iにス テップアップを果たした。

マシン入手後シェイクダウンは雨に祟られ、ほぼウェットでの走行しか出来なかったチームにとって
この日の富士の晴れ模様はドライセッティングが出来る貴重なセッションであった。

73号車の舩井 俊仁/東 徹次郎組は昨年のチャンピオンマシンを引き継ぎ
更に昨年の豊富なデータも持っている事から満を持しての参戦となる。

また、この日はTEAM NAORYU AGEAGERACINGのアドバイザーであり
W杯アルペンスキー回転で大活躍された岡部 哲也氏がピットに訪れ、チームを激励した。

【プレビュー】

1/2戦はA/Bドライバー各予選と第1戦が4/18()、第2戦が4/19()に行われる。
昨シーズンまで
A/Bドライバー予選の合算タイムで1戦目のグリッド順を決めそのレースの順位で2戦目のグリッドを
決定していたが今シーズンから
Aドライバーのタイムで1戦目、Bドライバーの予選で2戦目のグリッド順を
決定する方式に変更となった。

今回の富士ラウンドはカテゴリー
Iにアジアンルマンチャンピオンの強豪である台湾のTEAM AAIから
BMW Z4 GT3McLaren MP4-12C GT32台ずつ計4台が参戦となり、
さらに吉本 大樹選手、谷川 達也選手、阪口 良平選手といったプラチナドライバーが加入している為、
初の
GT3ステップアップとなるTEAM NAORYU AGEAGERACINGにとって脅威となる事は間違いなさそうだ。

4/18 公式予選】

晴れ渡る好天の下、9:55Aドライバー公式予選がスタート。

15分間でAドライバーがタイムを競い、70号車OLIVE SPA 458 GT3NAORYU 142.836でカテゴリーI3位。

73号車TEAM NAORYU 458の舩井 俊仁は145.285カテゴリーII2位予選を終える。

 

ここまでGT3マシンとカップカーのタイム差が予想外に小さい事に驚いたがどうやらGT3マシンのBOPでリストリクターによる
最高速のダウンがロングストレートの富士で効いている模様。
ややもするとカップカーの最高速が
GT3を凌駕するのでは?という状況であった。続いてBドライバー予選は5分のインターバルの後10:15にスタート。
70
号車の佐々木 孝太が140.872カテゴリーI4位。73号車の東 徹次郎は144.440カテゴリーII5位。

 

カテゴリーI92号車 BuddyClub-HUB-BMW-Z4-GT3の吉本 大樹選手がただ一人39秒台となる1'39.966のコースレコードをマークしており、
続く
TEAM AAI2台もコースレコード。
予選後のコメントではドライの走行時間が短くてセットが詰め切れずやや迷走気味ということだったが
4位とはいえ
佐々木 孝太もコースレコードであり大健闘といえるだろう。

このA/Bドライバーのタイムで第1/2戦のグリッドが決定し第1戦は70号車のNAORYU/佐々木孝太組がカテゴリーI3番手から
73号車の舩井 俊仁/東 徹次郎組はカテゴリーII2番手からスタートとなる。

 

 


【第1戦 決勝】

1戦決勝は朝の好天から曇りとなった1515分にスタート。70号車のスタートドライバーはNAORYU
コクピットで「イチバンに上がって来るぜ!」と闘志をむき出しにする。

 

そのNAORYUはローリングスタートでインからズバッと2位に浮上。
73号車のスタートドライバー舩井 俊仁も綺麗にスタートし、各車50分後のゴールを目指す。

その後70号車NAORYU2周目1コーナー飛び込みで有言実行のトップを奪取。

 

しかしながら周回を重ねる内にブレーキングに勝る91号車BMW Z4にそのポジショ ンを脅かされ1位を奪還されてしまう。
73
号車の舩井 俊仁は快走に次ぐ快走で早々にクラストップへ浮上。

その後もAドライバー最速のタイムを刻み続け充分なマージンを築き上げながらドライバー交代となるが・・・
なんとピットイン時の速度違反によりピットストップ
10秒のペナルティ。
これを交替後の東 徹次郎が消化せざるをえなくなってしまった。

70号車は2位で佐々木 孝太にバトンを渡すがカテゴリーIはかなりの混戦状態。

他チームと比べて年式的な劣勢を跳ね返そうとNAORYU/佐々木 孝太が必死のドライブを続ける。
しかしながら
32号車 ケーズフロンティアDirection R8 GT3の追い上げを受け3位後退。
更には
140.399と予選並の猛烈な勢いで追いかける92号車BMW Z4にもかわされてしまう。
しかしながら終盤
91号車BMW Z4を捉え3位浮上しフィニッシュ。ステップアップ初戦にて表彰台をゲットした。

73号車はペナルティ消化後猛追を開始。
ラスト
2周までに3位に浮上しファイナルラップをむかえるとなんとクラストップの7号車 ASAI MOTORSPORT 458がスローダウン。
2位に上がりつつ目の前には52号車 Eventdec Gallardoが見えている。
最後まであきらめずアタックするがわずかコンマ
4秒及ばず2位フィニッシュとなった。

 

 


【第2戦 決勝】

スタート前のミーティングでは「優勝するぞ!」とチーム一丸で決意を新たに。

しかし4/19の富士スピードウェイの空模様は急速に雲行きがあやしくなり第2戦はいまにも泣き出しそうな空の下13:55にスタート。

 

70号車のスタートドライバーは佐々木 孝太。73号車のスタートドライバーは東 徹次郎。

 

スタート後、1コーナーで2位までジャンプアップするロケットスタートを決めて92号車BMW Z4の吉本 大樹選手に
食らいつくものの
3周目あたりからパラつき出した小雨で少しずつ離されてしまう。

73号車のスタートドライバー東 徹次郎も続いて好スタートを決めたものの濡れた縁石に足をすくわれスピンを喫してしまう。
しかしロスを最小限にとどめ、猛追を開始した東はポジションを急速に回復。
クラストップの
52号車 Eventdec Gallardoをオーバーテイクし1位浮上。
6
秒のマージン構築に成功しつつ舩井 俊仁にドライバーチェンジ。

 

70号車の佐々木 孝太はトップから12秒強のビハインドでNAORYUにドライバーチェンジ。

 

逃げ切りを図る92号車 BMW Z4Morris Chen選手を激しく追い立てる。

一時雨が弱まり路面が乾き始めるが、ほぼ全チームがドライバーチェンジを行うと再び雨脚が強まり
濡れた路面にスリックタイヤで挑むセカンドスティント担当各ドライバーに重いプレッシャーがのしかかる。
そんな悪コンディションの中、慎重かつ大胆にラップを刻む
70号車 NAORYUが交替後6周ほどで
ついにトップの
92号車BMW Z4を捉え、最終パナソニックコーナーで見事なオーバーテイク。

 

その後は慎重なドライブでわずか参戦2戦目にしてOLIVE SPA 458 GT3に初優勝をもたらした。
終わってみれば
2位に37秒あまりのギャップを築いて堂々たるフィニッシュだった。
続いてトップでバトンを受けた
73号車 舩井 俊仁も時折GT3マシンを脅かすほどの激走を見せ
トップを一度も明け渡さずフィニッシュ。カテゴリー
II優勝を決めた。

これによりTEAM NAORYU AGEAGERACINGは参戦2戦目にしてダブルWinを成し遂げる事となった。

 
   

 
   
 


フィニッシュ後のコメント

佐々木 孝太

「想定内のギャップでバトンを渡せたのが良かった」「年式的に不利なのは分かっていたがなんとかついて行った」

NAORYU

「交代後は路面が乾き始めたのでプッシュした」「すぐに雨が強くなってしまったが、雨の練習走行が多くそれが生きた」
「今回チームの2台とも優勝出来て最高!」

東 徹次郎

「テスト機会が少なく予選で速さを見せられなかったがレースペースが良くいい走りが出来た」
「序盤スピンしたが、ロスを取り返してトップでバトンを渡せたのが良かった」

舩井 俊仁

「東選手がトップで帰って来てくれて、ポジションを守る事が出来て良かった」
「僕は結構雨が好きなので問題ありませんでした」


この結果、70号車 OLIVE SPA 458 GT3はカテゴリーIのランキング2位となり
73号車 TEAM NAORYU 458はカテゴリーIIのランキングトップ富士ラウンドを終えた。
次戦の第3/4戦は栃木県のツインリンクもてぎ5/9-10に行われる。
優勝、そしてシリーズチャンピオンを目指しチーム一丸頑張りますので、応援とご支援のほどよろしくお願い致します。




 
掲載NGの内容がございましたら、ご連絡ください