DINOエンジンO/H   バルブヒット原因考察   2001.1   ★★★ご意見募集中です!★★★

今更ですが、再度OHしなきゃいけなくなったのは、4〜6番バンクのバルブヒット。
タイミングが狂って、ピストンとバルブがヒットして、バルブ6本(DINOは2バルブX3気筒)が曲がりました。

では、どうしてタイミングが狂ったのか・・・。タイミングチェーンが切れたわけではありません。

チェーンを回している歯車とその軸を固定している金属(=スプロケットキー)が欠けて、タイミングが狂いました。

じゃー何故、キーが欠けたのか・・・(^^ゞ これが難しい・・・・・。事実経過&(仮説)は・・・・・・・・

1)点検したらカムの山が減っていた
2)カムの加工に出した。そのときEXのリフト量をINと同じに加工した。結果的にEXのリフト量が0.8mmアップした。
3)(仮説)そのためバルブとピストンが微かに当たっていた???(例えば0.1mmぐらい)
4)ナラシ運転500Km無事走行。エンジンの調子は良かった。
5)(仮説)その間、微かなバルブヒットが続き、スプロケットキーにダメージを与え、キーにヒビが入った???。
6)(チェーンがうるさいのではの指摘をうけ)テンショナーを2mmほど締めた
7)その後1km走行し、EGの異音が発生してきた(バルブヒットの音だと思う)。
8)牽引してガレージに戻り、点検。EGが冷えた時の再始動時、バルブヒット。ご臨終(T_T;

推測では、6)の段階では既にキーがヒビが入っており、どうにか軸と歯車の摩擦力で位置関係を保っていた。
テンショナーを締めたため、フリクションが増え摩擦力に勝ってしまい、タイミングが微妙にずれて、7)の異音が発生。
EGが冷えた時、金属が収縮し、軸と歯車のクリアランスが広がり、軸(=クランク)のみが回転。
一気にバルブヒットになった。

という仮説に基づき、以下の対策をしました。

・EXカムのリフト量をノーマルに戻した(バルブクリアランス0.8mm拡大)
・バルブリセスの角を丸めた      (バルブクリアランス0.2mm拡大)  合計1.0mmクリアランス拡大

 
 
念のため、粘土を詰めて、バルブクリアランスを実測しました。すると・・・・・・

バルブクリアランスは約2〜3mm程度ありました!!!

・・・・バルブクリアランスを1.0mm広げて実測2mm強・・つまり対策前でも、1.0mmのクリアランスがあった事になり
もともと「バルブとピストンが微かに当たっていた」という仮説が間違っていることになってしまいます。
つまり、原因は別のところにある・・・!?う〜〜ん、困った。このままでは再発してしまう・・・
皆様、お知恵を貸してさいまし!!!

<バルブヒット原因候補>

 A)やはり微かなバルブヒットにより、スプロケットキーが欠けた(上記考察通り)

 B)テンショナーが最初からきつく組んであったことにより、スプロケットキーが欠けた

 C)慣らし後、テンショナーを2mmきつく組んで1km走ったことにより、スプロケットキーが欠けた

 D)バルブヒットをした結果、スプロケットキーが欠けたのであり、本当の原因は他にある(バルタイ間違えなど)

 E)もともとスプロケットキーに金属疲労などがあり、キー自ら壊れた。

 F)その他

みなさま、いかが思われますか?(^^ゞ アドバイス・ご意見お待ちしております!
再発防止のためぜひご協力の程を・・・・
エンジン組んで、また再発したら、もう立ち直れそうもないもので・・・m(_ _)m

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