12気筒・2座フェラーリ 入門    2017.12
フェラーリのモデルは覚え辛い!?そんなあなたにお届けします。12気筒・2人乗りの歴代フェラーリ概要です
西暦
 
エンジン
レイアウト
排気量
(cc)
車名 / ひとこと
47
フロント
1500
125S
フェラーリ初のスポーツカー。フェラーリなら12気筒エンジンが当然であることから、車名は1気筒あたりの排気量をあらわしている。125ccX12気筒=1500cc。 現代では1500ccは3〜4気筒で実現されているので、同排気量で12気筒もあるのはメカニカルロスが多そうであるが、精密時計の様なエンジンであると思われる。
 
1948〜1961年は複雑なので、当ページでは割愛する。
・・・の予定でしたが、ご要望を頂き、一部の車種を紹介する。

※左はウィキペデアから転載
48
フロント
2000
166 MM
「MM」はミッレミリア(=イタリアのクラシックカーレース)の意味。1948年のミッレミリアにて優勝。屋根がないボディー形状は、バルケッタ(=小船)という。
(以下、井桁様より)166MMは最初の市販車で、デザインがパクられて^^;コブラにつながります・・・Tojeiro-Bristol(LOY500)>AC Ace>Shelby Cobra
56
フロント
3000
250 GT TdF(Tour de France)
フェラーリ250GTのコンペティションモデルで、エンジンチューン度が高い。フランスのレース「ツール・ド・フランス」で1956年に優勝、その名がついた。
62
フロント
3000
250 GT Lusso
フェラーリ250シリーズ最後のモデル車両の意味。
GT Lussoの「ルッソ」とは豪華・贅沢の意味で、インテリアを豪華にして、スポーツカーよりGTカー(快適性重視)に仕立てたモデル
64
フロント
3300
275 GTB
1気筒あたり25cc排気量アップし、合計3000ccの排気量アップとなった。パワー&トルクが向上し、ロードユース(街乗り)でも扱い易くなった(と思われる)。
ちなみに、街乗りで扱い易いエンジンとは、低回転域(3000rps以下あたり)でトルクが太いエンジン。その一番の施策は排気量アップである。
68
フロント
4400
365 GTB/4
通称「デイトナ」と呼ばれ、1967年デイトナ24時間レースでフェラーリのプロトタイプが上位独占したためついた愛称(365 GTB/4自体はこのレースに出ていない)。GTBの「B」はベルリネッタ=クーペ=固い屋根がある、の意味(昔の車はオープンカーが普通だった)。「4」はエンジンのカムシャフトが4本ある=DOHCエンジン=高性能エンジン、の意味。ちなみに当初のフェラーリは、フロントエンジンなのです。

62
フロント
3000
250 GTO
フェラーリのヒストリックモデルの最高人気。GTOの「GT」はグランツーリスモ(グランドツーリング)=長距離旅行、つまりロードカー(レーシングカーではなく一般道路を走る車、の意味。「O」はホモロゲート=GT選手権用として公認(ホモロゲーション)を取得した車両の意味。歴代フェラーリでもっとも高値が付いたモデルで、オークションにて数10億円で取り引きされたとか・・・
66
ミッドシップ

に変わった!
3000
250 LM(275LM)
なんとエンジンがミッドシップマウントになり、ここから暫くフェラーリのトップモデルはミッドシップになった。ちなみに、LMとはルマンの略。ルマンはフランスで開催される世界的レース「ル・マン 24時間レース」の事を指す。ちなみにルマンへの出場はしていない。他に類を見ない独特のCピラー(運転席後端のボディーライン)〜リアフェンダーのデザインを持つ。
73
ミッドシップ
4400
365 GT4BB
エンジンが大変更。排気量アップと共にエンジン形式が60度V型から、180度V型エンジンになった。車名の「BB」はベルリネッタ・ボクサー(=水平対向エンジン)の意味。正確には180度V型エンジンと水平対向エンジンは異なるが、シリンダーの配置が同じなので(クランクが異なる)語呂が良いBBを用いたと思われる。有名な「テスタロッサ」の原型のモデル。
73
ミッドシップ
5000
512 BB
排ガス(排気ガス)規制のクリアと、ランボルギーニとの最高速度競争の為、排気量をアップした。これまでは1気筒当りの排気量を表していた車名であったが、これは5000cc(5L)の12気筒の意味で「512」と命名された。ここからフェラーリの車名のカオスが始まる。後に燃料制御方式をインジェクションにした「512BBi」にマイナーチェンジされる。
84
ミッドシップ
5000
テスタロッサ
デザインが一新され、ボディーサイドのフィンが特徴的なモデル。テスタロッサは「テスタ」=頭、「ロッサ」=赤、つまり赤い頭=エンジンの頭(ヘッド)が赤く塗られていた往年のモデルのリバイバルのネーミング。
91
ミッドシップ
5000
512 TR
テスタロッサの改良モデル。デザインもモダンになり、12気筒ミッドシップ・フェラーリの中で、このモデルが一番カッコイイ・・・という人も多い。
94
ミッドシップ
5000
512 M
512TRのマイナーチェンジモデル。ねじれてるホイールデザインと、ニッコリなフロントマスクが特徴。ファニーフェイスの好みが別れTRの方が好き、という人も多いが、12気筒ミッドシップ・フェラーリの1つの完成形。生産期間が短く(3年)実は希少車。車名の「M」はモディファイしました、の意味。
96
フロント
エンジン

に戻った!
5500
550 Maranello
なんとエンジンがフロントに移動、FRとなった。素人には操縦安定性は良好になり、ホイールベースを伸ばすことで4人乗りのモデルも作りやすいので、フロントエンジンになったと思われる。ミッドシップを止めた事で嘆くファンも多いが、歴代のフェラーリはFRであったことを知るファンには違和感は少ないかも。但しスーパーカーとしての商品性は、ミッドシップを頑なに守るランボルギーニとの違いが明確になり、スーパーカーファンの好みの別れることとなる。車名は、総排気量が5500ccから、マラネロはフェラーリ本社が所在する地名による。ミッドシップからFRになったことを嘆く方もいるが、最高速度や操縦性は前モデルから向上した。ちなみにエンジンはV型180度12気筒から、65度に変更された(180度ではエンジンの横幅が広すぎて、フロントのエンジンルーム内に入らないため)。
02
フロント
5750
575 M
排気量アップで速さの向上をした。ミッションをフェラーリ初のセミオートマを採用した。その機構名は当時全盛を誇ったF1から「F1マチック」と名乗った。ちなみにセミオートマとは、マニュアルミッションをベースとして、その変速を手動ではなく機械が行い(もちろんクラッチ操作も)、2ペダルでの運転を可能にしたもの。いすず自動車のNAVi5と基本的には同じ構造(いすゞの方が20年早かった)。シングルクラッチの為、変速時にはトルクの変動が大きい。
06
フロント
6000
599 GTB
新生FR・12気筒モデル初のフルモデルチェンジ。ボディーも抑揚のあるデザインになり、フェラーリの12気筒モデルに物足りなさを感じていたファンにも、アピールできる様になった。ミッションはF1オンリー(575M以降は原則セミオートマしかないが、MTも極少数ある(赤い悪魔様情報))。快適性が向上し、実用性と速さ(あわせて信頼性、中古価格)のバランスが良いモデル。ちなみに6000ccなら「フェラーリ600」とのモデル名でも良さそうだか、語呂の良さから「599」になったと思われる。
12
フロント
6260
F12 Berlinetta
デザインもぐっとスーパーカー的になり、速さもワープのような加速になった。但しランボルギーニがミッドシップ・四輪駆動を採用しているので、ゼロ発進の加速性能勝負より(もちろん十分に速いが)フロントに駆動する力が加わらない素直なハンドリングが売りである(と思われる)。モデル名は1気筒当りの排気量でも、総排気量でもなく、フェラーリ(F)の12気筒だ!という意味と思われる。フェラーリのモデル名や順番を覚える難しさの原因がこの点か?(笑)
17
フロント
6500
812 Superfast
最新最強のFR・V12気筒モデル。車名がSuperfast=スーパーファストと名乗っているので絶対に速いはず。(ちなみにスーパー「ファースト」ではない)。車名はなんと800馬力の「8」と12気筒から命名され、またしても「新しい命名パターン」が生まれてしまった(良い事なのか悪い事なのかは判断不能)。ちなみにハイブリッドでもターボでも無い、最後のNA・12気筒エンジン搭載モデルとの噂もあり、気持ちよさの追求派(=NA・12気筒を好む)はぜひ入手したいモデルかも。
※素人解説です、ご笑覧くださいませ(^^ゞ 限定モデル、派生モデルは省略しています。
間違いや不適切な表現がありましたら、ご連絡ください
モダン・アストンマーティン入門もご覧下さい