新世紀のアストン!   ASTON MARTIN DB9   DB9試乗記 by SONY様       2005.5    ※画像掲載がNGの場合はご連絡ください
Presents by SONY様  
SONY様より、とっても詳しい試乗記の掲載をさせて頂ける事となりました。 とって〜も説得力のあるTEXT&画像をぜひご覧下さいませ!(^_^);;
ショールーム編
   
ガンメタリックのDB9クーペ。6AT仕様で1860万円(税込み)。これはベントレー・コンチネンタルGTより約300万円も安くて、CL55とほぼ同一の価格(ただしAMGは100万値引き。DB9はゼロ)という安さ。イギリス本国のDB9の車体本体価格は日本円で2000万超えるから、世界で日本がイチバン安いのだという…
スポーツカーはスポーツカーであるが、フェラーリの様にレーシングカー的ではなく、GT的。
どちらかといえばフェラーリやポルシェよりも、CL55や、コンチネンタルGTがライバルといった感じだろうか。この特徴的な形状のグリルがアストンの伝統です。
エンジンはヴァンキッシュと同一のV12の6000ccで450馬力。CL55の500馬力に比べると劣りますが、スーパーチャージャーで無理矢理搾り出したのではなく自然吸気での450馬力は立派。
ただし乗るとAMGほどは速くないと予想します。
モダンな内装。ウッドは標準のプライウッド(写真)に加えて、バンブー(竹)、マホガニー、ピアノブラックなどが選択可能。いずれ
も8万4000円のオプション。CDは1枚掛けに見えるが、6連奏チェンジャー。オーディオはLINN社製である。ステアリングの
デザインだけが今一歩、で残念。この展示車は淡いグリーンのレザーなんでイマイチでしたが、黒だと精悍です。
リア・ビュウもかなりモダンな印象。
現在DB9は売れに売れており(というか国内割り当てが少ない!)いま注文しても納車は来年の4月だとか。
もちろん2006モデルになります。
ハッキリいって・・・カッコイイ。
こちらがDB9のヴォランテ(カブリオレ)

幌をしめたスタイルも慎重にデザインされています。
テストドライブ編
   
場所は麻布台のアトランティック・カーズです。
試乗車は微妙なオレンジがかったレッドのDB9でした。エンジンはV12 6000ccの自然吸気で450馬力。
ギアはパドル付トルコンATですので、イージードライブも可能、という一品です。
ドアを閉めて、エンジンをかけると、V12エンジンが「いかにもスポーツカー」という感じで目覚めます。このあたりは、AMGあたりとは根本的に素性の異なるところです。AMGの500馬力V8はいさましくドルドルと目覚めるものの、DB9ほどのレーシーなエンジン音では、ありません。
走り出した印象。まず身のこなしは996のターボに近い雰囲気です。どういうことかというと、まずアクセルは軽く、ちょっと踏んだだけでかなり速い。印象は996に似てるんですが、それよりも断然速い。で、996ターボと。ただし996ターボほど乗り心地は硬くありません。モデナやガヤルドとは全然、似ていません。あそこまで「スポーツカー」丸出しでは、ないです。それらよりはコンフォートなGT、という感じ。しかしSL55やCL55やBMW6あたりよりはハッキリと硬派。SL55はハッキリいって乗用車感覚、CLなんて普通のセダンよりヘタしたら快適ですが、DB9はそれらよりは乗り心地もしまっているし、エンジンもアクセルのオンオフでやや姿勢変化するスポーツカーっぽさを持っており、スポーツカーだぞ、という事は運転してて終始感じます。逆に言えば普段SLやCLに乗ってる人が同じ気持ちで買うと、ちょっとしんどいかも?
わかりやすくいうと・・・「フェラーリ、ランボより断然に快適だが、コンチGTやすべてのAMGより硬派。
ポルシェよりはホイールベース長く、乗り心地がよく体感速度はポルシェターボ並み」という印象でしょうか。

ATはヴァンキッシュやモデナ、ガヤルドなどと違ってセミオートマといっても基本はトルコンATですので、Dモードで走ればほぼ普通のATとして快適に走れます。
変速をパドルでしてみると、シフトショックやタイムラグもかなり少なくとてもすばらしいの一言。
ハンドリングは、リニアでとても楽しい。

もろFRな運転感覚で、ボディの大きさからは想像できないほど、手足の様に走ります。

幅も非常につかみやすく、1分乗ったら、即運転OKという感じ。
 
●SL55やCL55よりは色んな意味で硬派。
 
●街乗りかなり速いです。996ターボTIPくらい速い感じ。
 
●ヴァンキッシュやガヤルドと違いトルコンATなんで変速スムース。
 
●Dモードなら普通のATと同じように走る。
 
●ガヤルド、モデナよりは安楽かつ快適。
 
●すべてのAMG、コンチGTよりはハード。
 
●ハンドリング最高。
 
●パドル変速も秀逸。セミオートマとしては最上。
 
●街乗りしても、それほどジロジロ見られない。
 
●シート良し。ほどよくスポーツタイプ。
 
●乗ると、必ず欲しくなります・・・。
 
室内はモダーンで高品質。(Sを除く)当初のヴァンキッシュより、後発のぶん魅力的なインテリアです。オーディオはLINN製で1枚掛けに見えて実は6連奏チェンジャー。標準で128Wのシステムが搭載。オプションで256Wや950Wも選べます。ウッドは試乗車は標準のウォールナットウッドでしたが、オプション(8万円)でマホガニー、バンブー、ピアノブラックも選べます。シートはほどよくスポーツカー的で996のシートが腰が痛くて6か月ももたなかった僕でも大丈夫でした。ウッド下端にある4つのボタンがATセレクターがわりです。
もう1度、高速走行をしてみないと結論はだせませんが、かなり気持ちが「欲しい」方向に揺れたのも事実…。ただ、コレを試乗したあと、自分のSL55に乗って帰るとき、「なんて運転しやすくて、なんてATスムースで、なんて快適で、なんて速いんだろう!」って思ったのも事実。でもオトコには行かねばならない、ときもあるかと。AMGはオヤジになってからでも乗れる!!
・・・と自分を正当化してイバラの道を目指す僕でした・・・(笑)。色は黒かガンメタ!!
Special Thanks   SONY様、画像&試乗記の掲載許可を頂き、本当にありがとございましたm(_ _)m